重症心身障害児施設とは、重度の知的障害や身体障害を持つ重症心身障害児に対し、治療を行ったり生活支援を行ったりする施設のことだ。
北海道から沖縄県まで各地に施設があり、都道府県が設置しているところや社会福祉法人などの民間が設置しているところなどその種類は多種多様だ。
数10人単位の施設や300人クラスの施設など、定員数も各施設によって異なる。
重症心身障害児施設では、主に長期入所や短期入所による生活支援を行っている。

このような重症心身障害児施設では様々な職員が働いているが、看護師もその中に含まれている。
重症心身障害児施設で働く看護師は、重度な身体障害や知的障害の他にてんかんなどの合併症を有する児童に対し、成長を見守りつつ楽しく生きてもらえるよう看護ケアを行っていく。
児童の保護者とともにその人生に寄り添いながら看護を行うため、やりがいを持ちながら仕事が行える。

周産期医療や新生児医療技術が進歩したことで、重度の障害を持つ児童が重症心身障害児施設に入所するケースが増えている。
また地域支援の重要性が増したことで、短期入所に対応する重症心身障害児施設も増加している。
このように施設の増加に伴い、重症心身障害児施設で働く看護師の需要が高まってきている。
つまり、看護師の就職先は一般の病院だけではなく、重症心身障害児施設のような施設にも広がっている。
障害を持った児童の一生に寄り添うことにやりがいを感じる看護師に、向いている職場だと言えるだろう。

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